内視鏡検査を初めて受ける方
経鼻内視鏡検査がおすすめ
初めて内視鏡検査を受ける方にとって、内視鏡検査がどのような検査なのか疑問や不安がたくさんあることでしょう。ここでは鼻あるいは口から内視鏡を挿入して食道・胃・十二指腸などを検査です。
ピロリ菌の感染や胃・十二指腸潰瘍、胃・食道がんなどがないかを診断します。
特徴その1
風邪をひいたときの診察で、舌の奥をヘラみたいなもので押されて「オエッ」となりそうな経験をしたことがあると思います。
これを咽頭反射(いんとうはんしゃ)といいますが、口から内視鏡を入れる場合は、多少なりともこうした咽頭反射が起こります。
ところが、鼻から入れる場合は内視鏡が舌の根元に触れないので、ほとんど吐き気をもよおすことなく検査を受けることができます。
特徴その2
体にやさしい検査で鼻からの内視鏡は鼻腔(びくう)へスプレーをして出血を予防し、ゼリー状の液体を流し込んで局部麻酔を行いますが、鼻の中に注射するようなことはありません。
麻酔に用いる薬が少量であるため、体への負担も少なく、検査終了後30~60分で水を飲んだり食事をしたり、車を運転することもできます。
特徴その3
口から内視鏡を入れると、口がふさがってしまうために検査中は話ができません。
しかし、鼻から入れる場合は口を自由に動かせますので、検査をしている医師と
「痛くありませんか?」
「はい、大丈夫です」
というような会話ができます。
気になったことをその場で確認できるので、安心して検査を受けられます。
ピロリ菌についてご存知ですか。
ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は、胃の粘膜に生息している細菌です。